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パーキンソン病と戦った父

父は、パーキンソン病を20年ほど患いました。最初の症状は、手の違和感を感じたそうです。接骨院や、整骨院へ相談に行ったのですが、改善せず、気持ち悪い状態だったのですが、日常生活を送っていました。このころはまだ車の運転もしていました。そうするうちに手の震えがみられたのです。どこかからだがおかしいのかもと検査をしてもらうけれど、よくわからず一年が経ちました。そのころには、少しの段差でつまずくことが、度々みられるようになりました。手の震えも相変わらず治ることはないので、一度脳神経外科で診てもらうことにしました。そうしてようやくパーキンソン病とわかったのです。それからは、父と病気との戦いが始まったのです。最初のうちは良かったのですが、症状が進行していくうちに、お薬を飲まないと体のゆうことが効かなくなるという恐怖感で、薬を手放せなくなりました。調子の悪い時には、その場で固まってしまい、一歩が出せなくなるようになりました。そんな父ですが、外に出かけることが大好きで、仕事が休みのたびに外へ行って散歩をしたり、映画館へ行ったりしていました。ただ一人では不安になったのか、必ず母と一緒に行くようになりました。整体が良いと言われたら、整体へ行ってみたり、鍼灸が良いと言われたら鍼灸を試してみたり、いろいろ試みましたが、改善されることはありませんでした。
そのうちに幻覚を見るようになってきました。幻覚がかなり強いらしく、おびえた父を何度もみました。その度に家族でなだめる始末でした。普段は温和な父も、薬のせいか、薬が切れてくると凶暴になり、母を叩いたりして、母と喧嘩になったりして、父も大変だろうけれど、家族も本当に疲れ切ってしまいます。そんな父ですが最後まで、弱音を吐かず本当に頑張ったと思います。言えないことも、たくさんあったと思います。それでも父は何も言葉にせず、戦っていました。そんな父は現在他界しまいた。今も時折そんな父を思い出して涙を流します。